〜交通誘導員の一日〜


 交通誘導員の一日の仕事の流れをおおまかに把握していただきたいと思います。
 まず、基本的に外仕事で外勤なので、事務員さんや社長他幹部の管理的立場の人以外は全員現場に行く事になります。

現場の場所や開始時間がわかり、一緒に待ち合わせして行く人がいない場合は会社に電話連絡し、自宅から現場に直行する場合もあります。

でも事務所に一旦、顔を出し、予定を確認したり打ち合わせをしてから出発する場合もあります。

場合によっては会社で朝礼もあります。

複数で行く場合は車3台とか台数が多いと仕事中に駐車しておける場所がない場合があるし迷惑なので1、2台で乗り合わせて行きます。

それから工事業者さん(お客)の現場に向かうわけですが、そのときも、工事業者さんの会社に行ってミーティングをしてから

現場に行ったり、現場事務所(現場の近くにある仮設の建物)でミーティングをしたりしてから本当の工事現場に向かう場合があります。

でも、小規模な工事ではいきなり工事現場で待機ということもあります。

ミーティングでは工事業者さんの書類にサインして健康状態◎なんて書いたり、そこで簡単な朝礼やラジオ体操があったりもします。

初めていく現場では「新規入場者」として住所や連絡先や健康状態などを書類に書かなくてはいけない場合もあるので

ある程度スラスラ書けないと誘導員といえどもかっこ悪いです。

 で、工事車両や重機などが移動して公道に出始めたら仕事開始です。

現場によって、片側交互通行や通行止めなどさまざまで交通量にもよりますし、忙しさは現場ごとに違います。

工事看板やセフティーコーンなどを誘導員が運んできて事前に用意しなければならない場合もあります。

 で、昼12:00頃になったら作業員さんが仕事を辞めて、セフティーコーンなどの規制を解除してくれればOKで

昼飯が食べれる、1時間の休憩なわけですが、作業が長引いたり、舗装工事などで全部一気にやってしまわなければならないときは

飯なし、なんてこともあります。

誘導員が複数いて、人数を減らしても支障ないようであれば、交替で30分とか1時間とか休憩をとります。

しかし道路に穴を掘っちゃってて、穴が開きっぱなしで誘導員が1人、なんてことになると、工事が終わるまで、夕方位まで、

昼なしでぶっとうし、なんてこともまれにあります。

誘導員の人数が多ければ、10時と3時にも15分程度の休憩をとって交替で誘導することは負担の大きい仕事ですから効率的で有効だと思います。

 で仕事が終わり工事業者さんからサインをもらうわけですがコレは大事な書類なんで書き方を良く覚えて、

間違いのないようにしなければなりません。(できれば前日か朝に書いておくと良い)

工事業者名、現場の住所と名前、業務時間8:00−17:00とか、行った隊員の名前、日付など書き込んでサインしてもらって

伝票は2枚複写になっているので控えを業者さんに渡して帰ってくるわけです。

工事業者さんが仕事を終えて帰るときに「ありがとう!」みたいな感じで手をあげて行ってくれるとけっこう嬉しいですね。さわやかですね。

終わってからも電話連絡して自宅に直帰もありますが、伝票を出しに行って明日の予定を確認したりするために会社に戻る場合もあります。

もちろん工事が長引けば残業になって夜の7時に終わるなんてこともあります。

立ち仕事で単純作業の繰り返しだったり、気候にも左右されるので疲れるんですが、終わってから家に帰ってパソコン、なんてよけいに

疲れることをする私でした・・・(^_^;)





戻る